SR400 クラッチの遊び調整でクラッチを軽くする

バイク

SR400のクラッチが多少重いと感じていた。
キャブからFIになったときに軽くなったらしいけど、それでも多少重くて1日300キロ以上とか走ると左手が痛くなることがあった。

CBとセローで合計17万キロ以上走ってるけど、今まで特に左手がそんなに痛くなることは無かった。
SR400はクラッチレバー側ではなく、エンジン側のクラッチの遊び調整をするとクラッチが軽くなるという話を見かけて調整してみた。

実は納車時にクラッチの遊びが多すぎて、全部クラッチ握ってもしっかりクラッチが切れて無くてまともに運転出来ない状態だった。
すぐにレバー側で調整をしたけどアジャスターが取れそうなくらいアジャスターを緩めた状態になってたので、エンジン側で調整しないといけないと思っていたので一石二鳥。


調整は最初にレバー側のアジャスターを最後まで絞め、遊びが一番大きい状態にしてからエンジン側の調整へ。

SR400のエンジン側のクラッチの遊び調整は、同じワイヤーだったセロー250や一般的なバイクとはやり方が違っている。
スプロケットカバーを外して、左上にある17mmのロックナットを緩め、そのナットの中にあるプラスネジがアジャスターでプラスドライバーで回して調整する。

アジャスターの真上に飛び出た部分から車体側へ伸びてる板の中心と、その先にあるポッチの印がクラッチを少し握って遊びがない状態で一直線になるように合わせる。
サービスマニュアルの図では指で板を押して遊びが無い状態にしている。

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アジャスターを左に緩めると上の部品が左側に動く、締め込むと右へ動く。
一番最後まで軽く締め込むと丁度良い位置になった。ただこれってもうエンジン側での調整の余裕が無いってことなんじゃ…。

アジャスター調整したら17mmロックナット(締め付けトルク:18Nm)を締めて、あとはレバー側のアジャスターで微調整すれば完了。

ネットで調べているとアジャスター上の上下に動く部分の高さで調整する。という情報を見かけるが間違いである。
少なくとも自分が持っているFIのサービスマニュアルにはそんなやり方は記載されていない。もしかしたら古いSRはそういうやり方だった可能性はあるが。


クラッチの遊びは5-10mmが規定値。
乗って調整したら既定値からは外れるが15mmくらいが好みだった。
夏グローブと冬グローブでは微妙に好みの位置も変わるので気が向いたときに微調整している。

エンジン側のアジャスターを調整したらクラッチが結構軽くなった。
これなら一日長距離走っても大丈夫な気がする。
そもそも調整前の位置があまりにも規定値から離れすぎだった…。

17mmのロックナットが回しにくくてメガネレンチでなんとか回してたけど、しっかり絞めれたのか不安だったので17mmのソケットを購入した。
手持ちのソケットレンチが差込角6.35mmのせいで、17mmソケットが無いので6.35mm→9.5mm変換アダプタも購入して使った。
最初から9.5mmのセットを買うべきだったなぁと思った…。
六角レンチも短くて力を入れにくいので長いの買ったほうが良い気がしている。

※SR400は半年に一回はクラッチワイヤーに注油しないと重くなってくる気がする。
そんなに面倒な作業でもないので半年に一回注油している。

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